訪問日記:日比谷図書文化館を紹介

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東京都千代田区の日比谷公園内に位置する「日比谷図書文化館」は、図書館機能と文化・学習機能を併せ持つ複合施設として知られています。

前身は1957年に開館した「都立日比谷図書館」。その後、2011年にリニューアルされ、現在の「千代田区立日比谷図書文化館」として開館。図書館サービスに加え、展示室やホール、カフェなどを備え、幅広い層に利用されています。

この記事では、施設の基本情報と、実際に訪れて感じられたみどころを中心に紹介します!


基本情報

所在地・アクセス

東京都千代田区日比谷公園1-4
日比谷公園の北西側、日比谷公会堂に隣接しています。

  • 東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ケ関駅」B2出口より徒歩約3分
  • 都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
  • 東京メトロ 千代田線「霞ケ関駅」C4出口より徒歩約3分

日比谷公園の中に位置するため、都心にいながら緑を感じながら足を運べる立地が特徴。

開館時間

  • 月曜日から金曜日 午前10時から午後10時
  • 土曜日 午前10時から午後7時
  • 日曜日・祝日 午前10時から午後5時
    ※休館日は原則として毎月第3月曜日、年末年始など。公式情報用確認。

施設の概要

日比谷図書文化館は、図書館機能に加え、展示室・ホール・カフェ・ショップを備えた複合施設。
建物平面は特徴的な「三角形」で、昭和初期の建物を保存しながら改修されている。

2階・3階:図書フロア

  • 蔵書数:約22万冊
  • 閲覧席:約300席

一般書、人文科学、社会科学、地域資料など幅広い資料を所蔵している。
落ち着いた環境で読書や自主学習ができる。

1階:展示室・カフェ・ショップ

  • 常設展示室 / 特別展示室
    千代田区の歴史や文化を紹介する展示が行われている。特別展示では企画ごとにテーマが変わり、歴史・文学・アートなど幅広い内容が扱われる。
  • ライブラリーショップ&カフェ日比谷
    カフェと書店機能を備えた施設で、図書館の本を持ち込んで利用できる。
    窓側席からは日比谷公園の緑を眺められ、静かに過ごせる空間として人気が高い。

地下1階:ライブラリーダイニング日比谷

軽食や食事ができるレストラン。調べものや打ち合わせなど、図書館利用と組み合わせて使う利用者も多い。

4階:ホール・会議室・特別研究室

  • 小ホール(スタジオプラス)
    講演会・セミナー・上映会などに利用される。
  • 会議室
  • 特別研究室/特別研究席
    千代田区の地域資料や行政資料など、より専門的な調査ができるスペース。

歴史と建物の成り立ち

日比谷図書文化館の前身である日比谷図書館は、1908年に「東京市立日比谷図書館」として開館しましたが、1945年の東京大空襲で建物と蔵書の多くを焼失しました。

その後、現在の場所に新しい都立日比谷図書館が1957年に竣工し、三角形の敷地を生かした三角形の建物として再建されました。当初は3階建てでしたが、1961年に4階部分が増築され、現在の地上4階・地下1階の構成となりました。

2009年に都立日比谷図書館としての役割を終え、改修工事を経て、2011年に千代田区立日比谷図書文化館として再オープンしています。


みどころ

三角形の外観とレトロな意匠

建物は、日比谷公園の区画整理で残った三角形の敷地を利用して建てられたため、平面が三角形というユニークな形状になっています。
六角形の柱や障子風の開口部など、昭和32年竣工当時の意匠が各所に残されていることも紹介されています。

カフェ&ダイニングで過ごす滞在型の利用

館内には、1階の「Library Shop & Cafe Hibiya」と地下1階の「Library Dining HIBIYA」があり、図書フロアでの読書・調査と飲食を組み合わせた“滞在型”の利用を提案する施設として紹介されています。


まとめ

実際に足を運んでみると、まず三角形の外観と公園の緑のコントラストが印象的でした。
館内の図書フロアは静かで、本が充実していて「勉強や作業に没頭する人の図書館」という印象が強いです。

1階のカフェで、借りた本を読みながら一息つけるのも魅力的でした。図書館だけで完結するのではなく、日比谷公園の散策とあわせて一日ゆっくり過ごせる場所だと感じました。

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